双虎胸背刺繍

双虎胸背図は武官の官服に使われていた刺繍で、朝鮮時代の武官の場合、上級官僚は虎が2頭描かれた「双虎胸背」が官服の前後に取り付けられており、下級官僚は虎が1頭の「単虎」と定められていました。そのほとんどが近年制作されたもので実際に身に付けられていた衣裳からのものは稀少です。

当作品は刺繍を額装したもので、額は日本で製作された別作品のための額を用いて再額装したもののようです。（ ※ 額背面に書かれた筆字は当作品とは関連がありません )

制作年代　19 - 20 世紀

国　朝鮮

額　外寸　 34.2　×　28.8　cm