森林ガラス 四方角入型 小壜

オランダ　17 世紀

φ 5.0 - H 8.8（ cm ）

目方100ccの小さなガラス小壜。

北ヨーロッパの森林地域一帯でブナの樹の木灰や砂をつかって生産されたWaldglas（森林ガラス）の小品です。

面は複雑で、単純な八面体ではなく四方角入型。洋書のコレクションカタログにも掲載がないので稀な形なのだと思います。原料に由来する天然のガラス色に気泡が交じったもので、底面には吹き竿を外した際に付くポンテ痕が認められます。

やや深いヒビが底を通っていますが水漏れはなく、花器にもお使いになれます。