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金銅如来坐像

蓮華座に坐る如来像の金銅仏。手の形(印相)は不明瞭で、思惟しているのか、ともかくも鏨(たがね)で像の細部を刻出し、古往今来ひたすらに坐していた年月があったように鍍金の大半が剥落しています。

念持仏であったのか、穏和な表情からは動乱の時代の刻苦というものを忘れるような大らかさがあり、肘かけ椅子に寝そべったり、晴衣をきたり、ただ蓮華座の上に座って考えているとばかりとも言えないようなユーモラスが含まれているようにも思えます。

仏教が抑圧された朝鮮時代を経て遺された高麗から李朝期の稀少な金銅仏で、緻密な刻出がありながら背面をみるとほとんど鋳造時のまま、なにやら彫りかけのものにも見えます。この省略が朝鮮らしさとも感じられ親しみやすく、民衆の作品らしい小像となっています。

高麗 - 朝鮮王朝時代

w 2.2 - h 6.1 cm

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